おらんだにっき

日々の生活を丁寧に...🇳🇱

オランダで初期流産 (繋留流産) ③

手術当日

朝8:30までに病院へ。
担当看護師はオランダ語メインで英語は片言。
病室 (8人部屋) には夫と子供も付き添い、他に患者がちらほら。手術着に着替えて待機。貴重品は鍵のかからないベット横の荷物入れへ。防犯対策は皆無。
付き添いは残ることも可能でしたが、他の患者が私の子供を愛おしそうに、悲しげな表情で見ている気がしたので、一旦帰宅してもらいました。子供も騒ぐし〜。
9:30にはリカバリールームで点滴や心電図等の処置。ここの看護師は英語ばっちり。
手術室へ移動、執刀医から自己紹介を受ける。手術前、名前と手術名を聞かれた時に涙ぐんでしまった私。私の目を見て穏やかな優しい表情で見つめられた。大丈夫よと言われてる気がしました。
日本でも手術室を経験してましたが、その時の医師の態度は機械的で味気ない気がしました。患者の気持ちに寄り添ってくれるこの女医さんに私はすごく救われました。

麻酔科医の麻酔が効いたのかあっという間に眠りこけ、気づいたらリカバリールームでした。意識が朦朧とする中、私の目から涙が流れているのを女性看護師さんが拭き取ってくれる。目を開けれるくらいになり起きて聞かれた台詞は「喉が渇いてるだろうから、アイス要る?」笑
オランダ名物ロケットアイスで喉を潤し、男性看護師に心電図をベリっと外され病室へ行く。(手術着の下はもちろん素っ裸だよ!)

この時で11時くらい。
無性にトイレへ行きたくてナースコールを鳴らすも誰も来ない。ようやく誰かが来てくれ、ベットに固定されていた点滴を移動式にしてもらい1人でトイレへ。
担当看護師が後から来て「1人で行ったの?麻酔がまだ効いてるから、付き添いが必要だったのに...」と言ってきたが、ここはオランダ、私のせいではないので謝りません。

次は食事。メニューリストの中から選択(スープとオレンジジュース)少し落ち着いたらまた「何か食べるか?」と。まずそうなメニューだったたけど...しょうがなくピンダカース、パン、カットフルーツを選択。周りのオランダ人患者は「要らない」と答えたら「何か飲むか食べないと体が回復しないから」と言われてました。

病院から連絡を受けた夫達も到着。

最後に血圧等測定、問題がなかったので13時頃には帰宅許可。手術案内の紙にはタクシーを手配してもらえると書かれていたが、看護師に聞いたら、自分でやって。公共交通機関はダメと言われたが、バスで帰宅。夕方には執刀医から「手術は問題なく終わり、子宮も綺麗になった」と連絡が入る。

数日後また連絡が入り、6週間後に担当医師と会う約束が決まりました。

つづく...